国文学研究資料館と立命館大学、古文書の精査と植物の樹液成分の化学分析により復元した古代の甘味料「あまつら」の試食体験イベントの開催を発表

国文学研究資料館と立命館大学は、古代の甘味料「あまつら」の試食体験イベントを、立命館大学平井嘉一郎記念図書館において、2019年8月3日に開催すると発表しています。

同館と立命館グローバル・イノベーション研究機構は、2016年から共同で「料理・調味料の復元と活用に関する研究」を実施しており、その一環として、古文書の精査と20種の植物の樹液成分の化学分析を行い、砂糖の普及とともに中世中頃には消滅し、現在では幻の甘味料となっている「あまつら」を復元したものです。

当日は、あまつらのかき氷を試食することができます。定員は先着80人です。

立命館大学との共同研究の研究成果として、古代の甘味料「あまつら」 を復元しました。(国文学研究資料館,2019/7/24)
https://www.nijl.ac.jp/news/2019/07/31.html

複数の原料から復元に成功! 古代の甘味料「あまつら」の試食体験イベントのご案内(立命館大学,2019/7/25)
http://www.ritsumei.ac.jp/profile/pressrelease_detail/?id=208

参考:
国文学研究資料館、江戸料理の再現・アレンジキャンペーンに協力
Posted 2017年9月19日
http://current.ndl.go.jp/node/34679

国立情報学研究所と国文学研究資料館、「江戸料理レシピデータセット」を公開
Posted 2016年11月25日
http://current.ndl.go.jp/node/32994