2019年3月22日、英・Jiscがデジタル化時代の高等教育に関する報告書“Digital leadership in HE: improving student experience and optimising service delivery”を発表しました。
この報告書は、産業のデジタル化・コンピューター化が進み労働市場が大きく変革する「インダストリー4.0」時代の高等教育において、各大学がどのような情報技術を最も自組織にとって重要とみなしているか、デジタル情報技術を大学の戦略の中でどのように組み込んでいるかなどについて、英国のデジタルICT教育の実践機関等で組織されたUCISA (Universities and Colleges Information Systems Association) 加盟大学に対して、2018年8月から2019年2月に行ったアンケート調査(50校から回答)と25の研究機関及び機関の責任者に行った質的調査に基づいて作成されています。
報告書では、「オンライン学習ツール」が最も重要な情報技術として回答があったこと(68%)、「人工知能」「機械学習」がこれに次ぐこと(32%)などの調査結果や、デジタル情報技術と高等教育に関する回答校の責任者へのインタビュー等が紹介されています。
Digital leadership in HE: improving student experience and optimising service delivery (Jisc, 2019/3/22)
https://www.jisc.ac.uk/reports/digital-leadership-in-he
Digital leadership report highlights progress in universities (Jisc’s blog, 2019/3/22)
https://www.jisc.ac.uk/blog/digital-leadership-report-highlights-progress-in-universities-22-mar-2019
Digital leadership in HE: improving student experience and optimising service delivery [PDF:24ページ]
http://repository.jisc.ac.uk/7300/1/digital-leadership-in-he-jisc-ucisa-report.pdf