2019年3月1日、奈良文化財研究所は、奈良文化財研究所研究報告21『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用』の刊行を発表しました。
同研究所が開催した平成30年度文化財担当者専門研修「遺跡情報記録課程」の講義内容をもとに各講師が加筆・修正し、関係論考2編を追加したものであり、全国遺跡報告総覧上で全文のPDFが公開されています。
「Ⅰ.文化財分野におけるデジタル技術の活用」「Ⅱ.文化財行政におけるGISの活用」「Ⅲ.発掘調査報告書の電子公開」の三部構成となっており、文化庁によるデジタル技術導入の行政的位置付け、デジタルカメラや3次元技術の導入、GISの活用事例、発掘調査報告書の電子公開、著作権に関する論考が収録されています。
『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用』を刊行しました(なぶんけんブログ, 2019年3月1日)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2019/03/digital.html
デジタル技術による文化財情報の記録と利活用(全国遺跡報告総覧)
http://doi.org/10.24484/sitereports.33189
参考:
CA1936 – 全国遺跡報告総覧における学術情報流通と活用の取り組み / 高田祐一
カレントアウェアネス No.337 2018年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1936
奈良文化財研究所、全国埋蔵文化財法人連絡協議会が運営する報告書抄録データベースの全国遺跡報告総覧への統合完了を発表
Posted 2019年1月10日
http://current.ndl.go.jp/node/37351
全国遺跡報告総覧、報告書詳細画面に引用表記を表示し「クリップボードにコピーボタン」も追加
Posted 2019年2月12日
http://current.ndl.go.jp/node/37559