2019年2月10日、PLOSはブログ上でPlan Sの実現にかかる手引きに関するフィードバック(2019年1月31日付け)を発表しました。
Plan SがPLOSの目標に完全に合致するものであるとして指示しつつ、以下の点等についてコメントしています。
・研究評価について、DORAへの署名以外にどのような変革促進の構想があるのか
・購読型契約からオープンアクセス(OA)モデルまでの「移行契約」は購読雑誌を出版している大規模出版社に有利である。移行の終期を明文化することが要件であるべきである
・OAリポジトリへの登録について、少数のよく知られたリポジトリに対象を限定したほうがコスト増・煩雑さを防げるのではないか
・APC上限を設けると、上限までAPCを値上げする雑誌が増える可能性を考えるべき。英国の大学の学費で実際にそうした現象が起こった
PLOS Provides Feedback on the Implementation of Plan S(The Official PLOS Blog、2019/2/10付け)
https://blogs.plos.org/plos/2019/02/plos-provides-feedback-on-the-implementation-of-plan-s/
参考:
cOAlition S、Plan Sの要件を満たすための手順をまとめた手引きを公表:フィードバックを募集中
Posted 2018年11月29日
http://current.ndl.go.jp/node/37124
Plan Sへの反応や関連ニュース等をまとめたリンク集公開
Posted 2019年2月12日
http://current.ndl.go.jp/node/37556
欧州研究図書館協会(LIBER)、Plan Sの実現にかかる手引きに関する声明を発表
Posted 2018年12月7日
http://current.ndl.go.jp/node/37183
オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表
Posted 2018年12月14日
http://current.ndl.go.jp/node/37227
米国のハーバード大学図書館及びマサチューセッツ工科大学(MIT)図書館、連名でPlan Sの実現にかかる手引きへのコメントを発表
Posted 2019年1月29日
http://current.ndl.go.jp/node/37469
欧州の研究者らを代表する3団体が連名でPlan Sの実現にかかる手引きに対するコメントを発表
Posted 2019年1月31日
http://current.ndl.go.jp/node/37498
オランダ大学協会(VSNU)、Plan Sに対する声明を発表
Posted 2019年2月7日
http://current.ndl.go.jp/node/37539
欧州研究図書館協会(LIBER)のオープンアクセス作業部会がPlan Sの実現にかかる手引きへの声明を発表
Posted 2019年2月7日
http://current.ndl.go.jp/node/37543
arXiv、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表
Posted 2019年2月7日
http://current.ndl.go.jp/node/37544
オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックの更新版を発表
Posted 2019年2月7日
http://current.ndl.go.jp/node/37545
ソーシャルタギングでオープンアクセスに関するニュースを集約する試み“OATP”開始
Posted 2009年4月21日
http://current.ndl.go.jp/node/12659