American Libraries誌による2018年の振り返り(記事紹介)

2019年1月2日付けのAmerican Libraries誌(オンライン)が、2018年に図書館に影響を与えた事柄についての振り返り記事を掲載しています。

・ALA年次大会におけるミシェルオバマ(Michelle Obama)氏と米国議会図書館長による対談
・マラケシュ条約批准
・図書館の権利宣言の集会室の利用に関する解釈の変更
・ドラァグクイーンによる読み聞かせへの人気と抗議
・ALA年次大会における差別されたアフリカ系アメリカ人の尊重と謝罪の決議
・図書館への連邦政府による資金の増額
・図書館員と銃
・“Laura Ingalls Wilder Award”の名称変更
・3Dプリンターによる銃作成と図書館
・Forbes誌によるAmazonが図書館にとってかわるべきとの記事の公開と削除
・ALAが大きな変化を見込んでいる
・#MeTooが出版業界に打撃を与える(図書館員にとっては蔵書構築のポリシーが問題に)
・ネットの中立性規則の廃止
・全米図書館週間60周年
・ALA年次大会で、エステベス(Emilio Estevez)氏がダウンタウンに位置する公共図書館を舞台とした映画“The Public”を上映

2018 Year in Review A look back at the stories that affected libraries(American Libraries,2019/1/2)
https://americanlibrariesmagazine.org/2019/01/02/2018-year-in-review/

参考:
E2054 – 2018年米国図書館協会(ALA)年次大会<報告>
カレントアウェアネス-E No.353 2018.08.30
http://current.ndl.go.jp/e2054

トランプ大統領の署名によりマラケシュ条約実施法が成立:批准のための国内手続きが終了(米国)
Posted 2018年10月11日
http://current.ndl.go.jp/node/36804

米国下院、博物館図書館サービス法2018年版を可決:大統領の署名待ち(米国)
Posted 2018年12月28日
http://current.ndl.go.jp/node/37305

米国図書館協会(ALA)・学校図書館員協会(AASL)、フロリダ州で学校図書館員等教職員の銃携帯を認める内容を含む法律が成立したことを受け共同声明を発表
Posted 2018年3月9日
http://current.ndl.go.jp/node/35625

米児童図書館サービス部会(ALSC)、『大草原の小さな家』の著者名を冠した” Laura Ingalls Wilder Award”の名称を”Children’s Literature Legacy Award(児童文学遺産賞)”に変更 著者の先住民・有色人種に対する価値観が現代にそぐわないと判断
Posted 2018年6月26日
http://current.ndl.go.jp/node/36226

LIS Newsが選ぶ2018年の図書館・図書館情報学関連の10大ニュース(米国)
Posted 2018年12月17日
http://current.ndl.go.jp/node/37235

American Libraries誌による2016年の振り返り(記事紹介)
Posted 2017年1月5日
http://current.ndl.go.jp/node/33208