2018年12月7日、東京都国立市の一橋大学佐野書院で、一橋大学附属図書館及び同大学社会科学古典資料センターの主催により、同センター設立40周年を記念する国際シンポジウム「西洋貴重書を守る、活かす」が開催されます。
学生や市民の学習のために貴重書を積極的に活用している大学図書館の事例を紹介し、大学図書館に求められる新しい貴重書サービスのあり方を探ることを目的としています。文部科学省共通政策課題「文化的・学術的な資料等の保存等」として採択された「西洋古典資料の保存に関する拠点およびネットワーク形成事業」(2016年度から2018年度まで)の一環です。
同日、シンポジウムに先立ち、社会科学古典資料センター・保存修復工房見学会も開催されます。
シンポジウム、見学会のいずれも参加費は無料ですが、事前申込みが必要です。定員はシンポジウムが40人、見学会が15人(先着順)です。
シンポジウムの主な内容は次のとおりです。
特別講演
「アダム・スミス文庫にわけ入って」:水田洋氏(日本学士院会員、名古屋大学名誉教授)
「水田文庫を特徴づける資料群」:中井えり子氏(元名古屋大学附属図書館)
基調講演(同時通訳あり)
「Acquisition, Collaboration, Teaching: The Role of the Beinecke Library in Driving Research」
Raymond Clemens氏(Yale大学Beinecke Rare Book & Manuscript Library)
パネルディスカッション「教育学習に古典資料を活かす」
馬場幸栄氏(一橋大学社会科学古典資料センター)
倉持隆氏(慶應義塾大学三田メディアセンター)
田中麻巳氏(立正大学古書資料館)
図書館からのお知らせ (2018-11-15 8:00)(一橋大学附属図書館, 2018/11/15)
http://www.lib.hit-u.ac.jp/news_detail/n/20181115/
講演会(一橋大学社会科学古典資料センター)
http://chssl.lib.hit-u.ac.jp/education/lecture.html
※「最新情報」に「一橋大学社会科学古典資料センター創立40周年記念/平成30年度文化的・学術的資料の保存 国際シンポジウム「西洋貴重書を守る、活かす」を開催します」とあります。
申込みフォーム
https://hrs.ad.hit-u.ac.jp/v33/entries/add/186
参考:
CA1842 – 大学図書館と特殊コレクション -名古屋大学の西洋古典籍特殊コレクション / 中井えり子
カレントアウェアネス No.323 2015年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1842
慶應義塾大学三田メディアセンターにおける貴重書活用の取組み(記事紹介)
Posted 2015年1月30日
http://current.ndl.go.jp/node/27887
E1846 – 西洋古典資料の保存に関する拠点およびネットワーク形成事業
カレントアウェアネス-E No.312 2016.10.06
http://current.ndl.go.jp/e1846