国立公文書館、東京本館閲覧室において外邦図デジタルアーカイブ作成委員会保有データの提供(閲覧)を開始

国立公文書館が、東京本館閲覧室の専用端末(1台)で、外邦図デジタルアーカイブ作成委員会保有データの提供(閲覧)を開始したと発表しています。

同館では、他機関が所蔵する国の公文書やこれを補う情報が記載された資料を対象に、デジタル複製によるそれら資料の収集及びそれらの提供に当たっての課題把握を行なうことで、歴史資料等の収集及び提供を実現するパイロット事業を実施しています。

今回公開されたものは、旧陸軍参謀本部・陸地測量部が作成・複製した、日本領土以外の地域の地図について、東北大学、京都大学、大阪大学、お茶の水女子大学等の研究者や専門家からなる 「外邦図研究会デジタルアーカイブ作成委員会」がデジタル化したもので、同資料の複写に関しては、2018年度中の開始予定で調整していると説明されています。

国立公文書館 お知らせ
http://www.archives.go.jp/
※「デジタル画像の新規提供(外邦図デジタルアーカイブ作成委員会保有データ)開始について new」とあります。

外邦図(デジタル画像)の提供について(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/news/20180529.html

参考:
国立公文書館、東京本館閲覧室において三井文庫所蔵「旧大蔵省文庫筆写資料」(デジタル画像)の提供(閲覧)を開始
Posted 2018年3月29日
http://current.ndl.go.jp/node/35757

岐阜県図書館、企画展示「数奇な運命をたどった外邦図―参謀本部陸地測量部の地図を中心に―」を開催
Posted 2017年8月2日
http://current.ndl.go.jp/node/34464

米・スタンフォード大学図書館、デジタル化した地図へのリンク機能を持つ索引図をオンラインで公開:最初の対象コレクションに外邦図
Posted 2016年9月28日
http://current.ndl.go.jp/node/32623