2018年2月18日、東京都港区の国立新美術館において、文化庁主催の平成29年度我が国の現代美術の海外発信事業「我が国の現代美術の戦略的海外発信に向けた関連資料の整理」成果報告会が開催されます。
日本の現代美術に関する情報の海外発信にあたり、重要な資料等の保存整理がなされていないという課題があり、文化庁では、それを解決するための取組として、将来的に国内外の研究者が利用できるよう公開することを前提に、日本の現代美術に係る特徴的な芸術運動に関する資料体の保存整理を行い、広く利用されるための環境を整備するための事業を実施しています。
今回の報告会は、今年度採択された4件の事業の成果を発表・共有するとともに、今後の現代美術の海外発信における資料・情報の収集の方向性と活用の計画について意見交換を行う事を目的として開催されます。
参加費は無料ですが定員は50人で事前の申し込みが必要です。
内容は以下の通りです。
第一部 各受託者からの活動成果報告
大阪新美術館建設準備室(「具体美術協会」関係資料の整理と情報収集)
神奈川県立近代美術館(斎藤義重アーカイヴの整理と活用)
多摩美術大学(もの派アーカイブ構築)
慶應義塾大学アート・センター(VIC資料を基軸とする1970年代の日本美術関連資料の整備と国際発信)
第二部 全体討議
ディスカッション・質疑応答(モデレーター:文化庁担当者)
まとめ
文化庁から「平成29年度 現代美術アーカイブ委託事業報告会」(2月18日)のお知らせ(全国美術館会議)
http://www.zenbi.jp/data_list.php?g=92&d=171
文化庁主催 平成29年度我が国の現代美術の海外発信事業「我が国の現代美術の戦略的海外発信に向けた関連資料の整理」成果報告会のお知らせ [PDF:1ページ]
http://www.zenbi.jp/files/H30.2.1.pdf
参考:
【イベント】報告会「『具体美術協会関係資料』の整理・公開・活用の現在と未来」(3/18・大阪)
Posted 2017年3月8日
http://current.ndl.go.jp/node/33611
E1641 – 来たるべきアート・アーカイブとは<報告>
カレントアウェアネス-E No.273 2014.12.24
http://current.ndl.go.jp/e1641
CA1852 – 芸術資料とアーカイブ/ドキュメンテーション / 嘉村哲郎
カレントアウェアネス No.324 2015年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1852