オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)、オーストラリアとニュージーランドの機関リポジトリに関する年次調査報告書の2017年版を公開

2017年12月20日付けで、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)が、オーストラリアとニュージーランドの機関リポジトリに関する年次調査報告書“Research Publications Repository Survey 2017”を公開しています。

同調査は、2015年・2016年を除き、2009年以来、毎年実施されており、2017年調査では、両国の47の大学図書館から回答が得られました。

主な知見として、

・オープンアクセス(OA)の義務化は引き続き努力が必要。
・前回調査(2014年)から担当職員数が43パーセント増加。
・研究成果の公開のためのリポジトリ以外のリポジトリの設置などリポジトリ業務の多様化。
・研究管理システムとリポジトリ間のデータフローの自動化の拡大とそれにともなうセルフデポジットの減少。
・リポジトリへのORCID統合の増加。
・APC(論文処理加工料)に関して、図書館は、助言や資金提供により貢献。
・登録データの発見可能性が向上。

などがあげられています。

Research Publications Repository Survey Report 2017(CAUL,2017/12/20)[pdf:12ページ]
http://www.caul.edu.au/content/upload/files/research/caul2017rprs-report.pdf

関連:
Research Publications Repository Survey(CAUL)
http://www.caul.edu.au/caul-programs/research/repository-services/repository-manager-tools/repository-managers-survey

via;
Council of Australian University Librarians (CAUL) Publishes “Research Publications Repository Survey 2017″(LJ infoDOCKET,2018/1/10)
http://www.infodocket.com/2018/01/10/council-of-australian-university-librarians-publishes-caul-research-publications-repository-survey-2017/