2017年12月17日に仙台合同庁舎で開催された第8回復興加速化会議において、国土交通省が、今後の取組として、「震災を風化させないプロジェクト~震災の記録・記録の見える化への取り組み~」を発表しています。
東日本大震災から得られた教訓を未来に伝承して災害の最小化に努めるため、関係機関の連携による継続的な情報発信が必要との問題意識から、被災地で数多く実施されている震災遺構・追悼施設・語り部による活動などの震災の記録や記憶を残す取り組みを見える化し一元的に提供する仕組みづくりの構築を目指すものです。
「道の駅」等での観光案内・情報発信の強化、アプリによる震災情報などの発信、震災遺構・追悼施設等のマップ化、震災メモリアル施設等の整備、被災地の定点写真を用いた復興の記録化などが取組み例として挙げられています。
復興加速化会議(第8回)(国土交通省東北地方整備局)
http://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/B00097/K00360/taiheiyouokijishinn/kasoku_1-5/index.html
資料- 6 【国土交通省】これまでの取り組みと今後の取り組みについて(PDF:24ページ)
http://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/B00097/K00360/taiheiyouokijishinn/kasoku_1-5/8meeting/171216-6.pdf
※p.23-24に「震災を風化させないプロジェクト」の記載があります。
参考:
Amazon.co.jp、記憶を学びに変え次世代に残し語り継ぐ<記憶の継承>プロジェクトを発足 3月10日から東日本大震災に関するコンテンツを順次無料公開
Posted 2016年3月2日
http://current.ndl.go.jp/node/30871
東日本大震災の記憶と経験をつなぐ施設「せんだい3.11メモリアル交流館」が全館オープンへ
Posted 2016年2月12日
http://current.ndl.go.jp/node/30712
福島県、東日本大震災・原子力災害アーカイブ拠点施設と復興記念公園を近接して整備へ
Posted 2016年4月27日
http://current.ndl.go.jp/node/31471
CA1867 – 宮城県内の自治体による震災アーカイブの概況 / 眞籠 聖
カレントアウェアネス No.327 2016年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1867