2017年8月28日、ISNI国際機関(ISNI-IA)が、学術コミュニケーションの分野で活動している団体に公開IDを付与するためのインフラの変更を行なったと発表しています。
変更点は、ISNI Organizations Registryを設け、登録されている団体が自身の記録を変更・修正することを可能とすることで、研究コミュニティによる典拠データの公的で永続的な維持を認めるものです。
ISNIの登録簿には、既に、個人、団体の記録が登録されていますが、団体の登録簿を別管理とするもので、同データはクリエイティブコモンズのCC0ライセンスの下、ダウンロードやAPIを通じて提供されます。
また、学術コミュニケーションコミュニティのISNI-IAへのオープンで透明なアクセスを確保し、ISNI Organizations recordの採用と全てのデータセット間のクロスウォークを実現するための諮問委員会も設置されます。
ISNI Organizations Registry – Identifying Organizations in the Scholarly Supply Chain(ISNI,2017/8/28)
http://www.isni.org/content/isni-organizations-registry-identifying-organizations-scholarly-supply-chain
参考:
E1773 – 識別子の架け橋:国際標準名称識別子ISNI
カレントアウェアネス-E No.299 2016.03.03
http://current.ndl.go.jp/e1773