2017年4月4日、LEARN Projectが、研究データ管理(RDM)における、ポリシー・能力開発・研修・コスト・ガバナンスといった課題の解消を目的に、そのベストプラクティスをまとめたツールキット“LEARN Toolkit of Best Practice for Research Data Management”の最終草案を公開しました。
LEARN Projectは欧州研究大学連合(LERU)が作成した研究データに関するロードマップ“Roadmap for Research Data”を推進するために、欧州委員会(EC)の支援を受けて実施されているプロジェクトです。
最終草案の第1部はRDMに関するポリシー・リーダーシップ・オープンデータ・アドヴォカシー・コストといったトピックスに関して8章で構成され、ロードマップにおける23の課題に対する世界の機関におけるベストプラクティスを紹介しており、第2部では、RDMのポリシー作成のためのガイダンス、欧州の20のRDMのポリシーの概観、RDMポリシーのモデルが、第3部では、組織の上級幹部(意思決定者)にRDMを説明する際に使える資料(6言語)が掲載されています。
ECからのコメントを受けて修正する可能性があり、その場合は更新版をウェブサイトで公開するとのことです。
Research Data Management Toolkit: Now Available(LEARN,2017/4/4)
http://learn-rdm.eu/en/research-data-management-toolkit-now-available/
Free Research Data Management Toolkit by LEARN Project now available to download(RDA,2017/4/20)
https://www.rd-alliance.org/free-research-data-management-toolkit-learn-project-now-available-download
LEARN Toolkit of Best Practice for Research Data Management(LEARN Project)
https://doi.org/10.14324/000.learn.00