文部科学省が、2017年3月28日付けで、「人々の暮らしと社会の発展に貢献する持続可能な社会教育システムの構築に向けて 論点の整理」を公表しています。
社会教育における学習成果を「地域づくり」の実践につなげていくことに対する社会の期待に応えていく観点から、2016年7月から6回にわたって開催された「学びを通じた地域づくりの推進に関する調査研究協力者会議」での社会教育を取り巻く環境の変化・課題や今後の社会教育行政や社会教育施設の在り方についての論点を整理したものです。
図書館に関しては、「子供の貧困が子供の読書体験にも影響を与えていることから、図書館による困難を抱えた親子に対する読書機会の提供。特に、図書館に来館しない親子に対するアウトリーチによる能動的な機会の提供」(3.社会教育を取り巻く環境の変化と課題)、「公民館、図書館、博物館など社会教育施設においては、施設の特性に応じて、交流人口拡大と地域活性化に寄与することが求められる」(4. 今後の社会教育の在り方と留意すべき点)などと言及されているほか「5. 持続可能な社会教育システムの構築に向けた主要な視点」において、求められる役割が記載されています。
人々の暮らしと社会の発展に貢献する持続可能な社会教育システムの構築に向けて 論点の整理(文部科学省,2017/3/28)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/035/gaiyou/1384046.htm
人々の暮らしと社会の発展に貢献する持続可能な社会教育システムの構築に向けて 論点の整理 (概要)(文部科学省,2017/3/28)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/035/gaiyou/1384543.htm
学びを通じた地域づくりの推進に関する調査研究協力者会議(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/035/index.htm