2017年3月13日付の米・法律情報保存連合会(Legal Information Preservation Alliance)のブログで、米・最高裁判所の判決文に引用されたウェブ情報を保存する“U.S. Supreme Court Web Citations”が紹介されています。
以前から問題となっていた、米・最高裁判所の判決文のウェブ情報の引用のリンク切れに対応するもので、米・カリフォルニア大学バークレー校のロースクールとアプリケーション開発者が連携して作成しました。
最高裁判所が判決を公表すると、そのpdfファイルをダウンロードし、テキストに変換した上で引用されたウェブ情報を探し、担当者が評価の上、法律分野のオンライン上の参照文献の保存サービス“perma.cc”のAPIを利用して該当情報をアーカイブします。
また、新しい判決文から引用情報が収集された際に登録者に通知する機能もあるとのことです。
U.S. Supreme Court Web Citations(Legal Information Preservation Alliance,2017/3/13)
https://lipalliance.org/2017/03/13/u-s-supreme-court-web-citations/
U.S. Supreme Court Web Citations
https://scotus.law.berkeley.edu/
参考:
E1505 – Perma:法律分野におけるオンライン上の参照文献の保存
カレントアウェアネス-E No.249 2013.11.21
http://current.ndl.go.jp/e1505
E950 – ボーン・デジタルの法律関連情報の保存プロジェクト(米)
カレントアウェアネス-E No.154 2009.07.22
http://current.ndl.go.jp/e950