2016年9月23日、韓国・文化体育観光部は、電子書籍の流通基盤構築のため、韓国出版文化産業振興院、国立中央図書館(NLK)、出版界、電子書籍ベンダーと連携し、韓国版の電子書籍のメタデータ標準を開発したことを発表しています。
昨年締結された文化体育観光部と出版界・電子書籍ベンダーとの業務協約の成果で、書籍流通における商品情報としてのメタデータであるONIXに基づき構築されています。
文化体育観光部と韓国出版文化産業振興院では、このメタデータ標準を基盤に、電子書籍の流通協業システム等を開発し、NLKの書誌情報流通支援システムと連携させ、この電子書籍のメタデータ標準を電子書籍ベンダーに提供する予定です。
次年度はDRM(技術的制限手段)を導入して電子書籍ファイルの統合管理が可能なシステムを構築し、そのことを通じて、異なるベンダーによるものでも一つのビュアーで閲覧できるようにする計画とのことです。
문체부, 개방형 전자책 유통협업시스템 구축 추진- 민관이 협력하여 전자책 표준 메타데이터 도출 완료 -(韓国・文化体育観光部,2016/9/23)
http://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=15568
参考:
CA1747 – 動向レビュー:ONIX:書籍流通における出版社のメタデータ標準化 / 吉野知義
カレントアウェアネス No.308 2011年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1747
※タイトルを修正しました(2016/10/12)