協同でオープンソースの図書館サービスプラットフォームを構築するイニシアチブ“FOLIO”が始動

2016年6月24日、オープンソースの図書館サービスプラットフォーム(Library Services Platform:LSP)を、図書館、サービスプロバイダー、技術開発者の協同によるコミュニティベースで開発するイニシアチブ“FOLIO”(Future of Libraries is Open)の始動が発表されました。

FOLIOの開発などに関しては、EBSCO社が主要な出資者となっており、デンマークのソフトウェア開発会社Index Dataが開発に携わっているほか、このイニシアチブには、Open Library Environment (OLE)や、ByWater社、Relais社、SirsiDynix社などが加わっています。

2016年8月にGitHub上で基盤となるプラットフォームのコードが公開され、その後順次拡張機能のコードがリリースされる予定となっています。

現在ウェブサイトも立ち上げられており、イニシアチブへの参加が呼びかけられています。

FOLIO
https://www.folio.org/

Introducing FOLIO – A new collaboration bringing libraries, service providers and developers together to speed innovation and redefine the future of library automation(PR Newswire, 2016/6/24)
http://www.prnewswire.com/news-releases/introducing-folio—a-new-collaboration-bringing-libraries-service-providers-and-developers-together-to-speed-innovation-and-redefine-the-future-of-library-automation-300289908.html

Collaboration(FOLIO)
https://www.folio.org/collaboration.php

参考:
CA1861 – Library Services Platformの現在 / 大谷周平
カレントアウェアネス No.326 2015年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1861