韓国・文化体育観光部は、文化財庁と連携し、朝鮮王朝の王宮・景福宮内に1891年に建設された朝鮮国王/大韓帝国皇帝・高宗(1852-1919)の書斎・集玉斎を「小さな図書館」として改修し、2016年4月27日の「文化のある日」にあわせて開館式とトークイベントを開催すると発表しています。
集玉斎内には、朝鮮時代の歴史・人物・文化関連の図書(1,000冊)や、集玉斎旧蔵資料の影印本(350冊)のほか、韓国文学の翻訳書(英語・中国語・日本語)230冊も備えられ、景福宮を訪れた国内外の観光客が歴史空間を体験できるように改修されたとのことです。
この他、集玉斎に連結して建てられている八隅亭においてブックカフェを運営し、宮中茶菓や韓国文学の翻訳本を販売するするほか、集玉斎旧蔵資料を所蔵する韓国学中央研究院(蔵書閣)が、集玉斎において展示や王室文化講座を開催する計画となっています。
궁궐 속 작은도서관 ‘집옥재(集玉齋)’ 개관(韓国文化体育観光部,2016/4/26)
http://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=15155
高宗の書斎「集玉斎」、市民の図書館に生まれ変わる(東亞日報,2016/4/27)
http://japanese.donga.com/List/3/08/27/532989/1