2016年3月23日、英国文化・メディア・スポーツ省と地方自治体協会によって設立されたLibraries Taskforceが、コミュニティ運営図書館を設立するコミュニティや図書館サービスの責任者を対象とした優良事例ガイド(ツールキット)“Community libraries: good practice toolkit”のbeta版を公開し、コメントを求めています。
このガイドは、地域参画からコミュニティ運営図書館の建設までを、地方自治体及び地域の視点からフォローしており、考慮されるべき規制・運用上の課題や、公共図書館のボランティア活動にも目を向けているとのことです。
Libraries Taskforceは、
・地方公共団体からの継続的な支援がないコミュニティ運営図書館は支持しないが、設立するのであれば、高品質で持続可能なサービスのため、情報に基づいた決定をすること。
・公共図書館を運営する有給の職員をボランティアが支援することが、利用可能なサービスを増強し、公共図書館とコミュニティの密接な連携と関与を保証すると信じる
と述べています。
And then there were two……(Libraries Taskforce,2016/3/23)
https://librariestaskforce.blog.gov.uk/2016/03/23/and-then-there-were-two/
Community libraries: good practice toolkit
https://www.gov.uk/government/collections/community-libraries-good-practice-toolkit
参考:
財政難の中で検討されている「コミュニティが運営する図書館」についてのレポート(英国)
Posted 2011年7月8日
http://current.ndl.go.jp/node/18649