【イベント】国際シンポジウム「読みたい!日本の古典籍―歴史的典籍の画像データベース構築とくずし字教育の現状と展望」(2016/2/17・大阪)

2016年2月17日、大阪大学文学研究科、国文学研究資料館及び科研挑戦的萌芽研究「日本の歴史的典籍に関する国際的教育プログラムの開発」(代表者は大阪大学大学院文学研究科教授・飯倉洋一氏)により、大阪大学豊中キャンパスで国際シンポジウム「読みたい!日本の古典籍―歴史的典籍の画像データベース構築とくずし字教育の現状と展望」が開催されます。

●「日本古典籍のデジタル化における国文学研究資料館の戦略の現在」 山本和明氏(国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター)
●「古地震研究と古文書・古記録の解読」 中西一郎氏(京都大学)
●「変体仮名の文字コード標準化」 矢田勉氏(大阪大学)
●「くずし字解読学習支援アプリの設計と実装」 橋本雄太氏(京都大学・院)
●「くずし字・漢文草書の判読を兼ねるプログラムの必要性」 金時徳(ソウル大学)
●「ドイツにおける日本古典文学研究―新しい研究者の世代を育てるための前提条件―」 ユーディット・アロカイ氏(ハイデルベルク大学)
●「ケンブリッジ大学に於ける総合的な和本リテラシー教育」 ラウラ・モレッティ氏(ケンブリッジ大学)
●「デジタル・ヒューマニティーズと図書館の役割」 トッド・グラポーン氏(UCLA図書館)

などのプログラムが予定されていて、科研挑戦的萌芽研究において開発している、くずし字をスマートフォンで学習するアプリ「くずし字学習アプリ」に関する発表もあるようです。

なお、使用言語は日本語とのことです。

国際シンポジウム「読みたい!日本の古典籍―歴史的典籍の画像データベース構築とくずし字教育の現状と展望」(国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20160217_oosaka_sympo.pdf
※上記はパンフレットへのリンクです。

国文学研究資料館 
http://www.nijl.ac.jp/
※2015/11/16付で「お知らせ・更新情報」に、「国際シンポジウム「読みたい!日本の古典籍―歴史的典籍の画像データベース構築とくずし字教育の現状と展望」の開催について、掲載しました。」とあります。)

国際シンポジウム「読みたい!日本の古典籍」(忘却散人ブログ, 2015/11/6)
http://bokyakusanjin.seesaa.net/article/429186722.html
※飯倉洋一氏のブログです。

関連:
歴史的典籍に関する大型プロジェクト(国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/research.html

くずし字学習アプリ開発のためのアンケート実施中(忘却散人ブログ, 2015/8/31)
http://bokyakusanjin.seesaa.net/article/423099525.html

参考:
国文学研究資料館、『国文研古典籍データセット(第0.1版)』を公開へ
Posted 2015年11月4日
http://current.ndl.go.jp/node/29874

凸版印刷、江戸期以前のくずし字を高精度でテキストデータ化する新方式OCR技術を開発
Posted 2015年7月3日
http://current.ndl.go.jp/node/28820