2015年9月に、国際連合(UN)が、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を承認しましたが、国際図書館連盟(IFLA)は、このアジェンダの17ゴール・169ターゲットからなる持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)の作成プロセスに関与しており、アジェンダに含まれる、情報・文化へのアクセス、ICTへのアクセス、識字について支持をしているため、今回、図書館がこの開発のために重要な貢献をするためのツールキットを公開しました。
このツールキットは、国家や地域の政策立案者に対して、図書館や情報へのアクセスは、UNのアジェンダに合致した国や地域の開発計画の含まれると確信させることを支援するものとのことです。
これらの計画が進められると、各国の図書館コミュニティは政府の主導者と如何に図書館が開発の優先順位的にコストに見合ったサービスを提供するかを明らかにする重要な機会を持つことになるため、アドボカシー活動は、地域開発のエンジンとしての図書館の役割についての認識を確保し、そして、図書館が、この役割を継続するために必要な資源を受け取ることを確実にするために、必要不可欠な作業であるとのことです。
IFLA launches new toolkit to support immediate advocacy for access to information in national development plans(IFLA,2015/11/9)
http://www.ifla.org/node/9989
関連:
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択する国連サミット(外務省,2015/9/28)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/gic/page3_001387.html
参考:
IFLA、国連のポスト2015開発アジェンダにおける情報へのアクセスを図書館等が支援するためのアドボカシーツールの改訂版を公開
Posted 2015年2月4日
http://current.ndl.go.jp/node/27928
IFLA、国連のポスト2015開発アジェンダにおける情報へのアクセスを図書館等が支援するためのアドボカシーツールを公開
Posted 2014年10月8日
http://current.ndl.go.jp/node/27184