OCLC Research、図書館利用者の情報行動についての報告書“The Library in the Life of the User”を公表

2015年11月9日、OCLC Researchが、図書館利用者の情報行動についての報告書“The Library in the Life of the User: Engaging with People Where They Live and Learn”を公表しています。

ユーザ中心の図書館サービスを提供するための新しい方法を考えるために、図書館員、情報科学者、および図書館情報学の学生や研究者に対して、ユーザーの行動調査の調査結果のシーケンシャルな概要を提供することを目的としているとのことです。

調査結果としては、

・人々は図書館を図書と結びつけており、オンラインリソースやレファレンスサービスについて考慮に入れていない。
・人々は、そのようなサービスが存在していると知らないため、図書館を情報を得るためには利用しようと考えない。また、いくつかの既知のサービスも利用者のワークフローにフィットしていない。
・情報ニーズの文脈や状況は、しばしば、人々の行動形態や、技術への関与方法に影響される。
・オンライン、物理的環境両者への関与の構築は、上首尾で効果的なサービスの開発のために重要である。

があげられるとのことです。

OCLC Research publishes ‘The Library in the Life of the User’(OCLC,2015/11/9)
http://www.oclc.org/news/releases/2015/201532dublin.en.html

The Library in the Life of the User: Engaging with People Where They Live and Learn(OCLC Research)
http://www.oclc.org/research/publications/2015/oclcresearch-library-in-life-of-user.html

Download US Letter .pdf
http://www.oclc.org/content/dam/research/publications/2015/oclcresearch-library-in-life-of-user.pdf