米国デジタル公共図書館(DPLA)が、ナイト財団(Knight Foundation)から、新聞コンテンツをDPLAのプラットフォームに統合する調査のため15万ドルの補助金を獲得

米国デジタル公共図書館(DPLA)が、ナイト財団(Knight Foundation)から、新聞コンテンツをDPLAのプラットフォームに統合する調査のため15万ドルの補助金を得たと発表しています。

全米人文科学基金(NEH)と米国議会図書館(LC)が連携して実施している、全米電子新聞プログラム(National Digital Newspaper Program:NDNP)の“Chronicling America”では、多くの州の歴史的新聞がデジタル化され、オンラインで公開されているが、いくつかの州では未着手のため、この重要なプログラムにDPLAで新たに追加することには意味があるとのことです。

そしてDPLAでは、“Chronicling America”で閲覧できる1,000万ページ以上の新聞を含めて、米国の新聞をシームレスに発見できるようにするために、どれだけ資源が必要か調査をするとのことです。

調査が終了次第、DPLAでは会議を開催して、調査結果を報告し、新聞のデジタル化の次の段階について議論を行なうとのことです。

DPLA Announces Knight Foundation Grant to Research Potential Integration of Newspaper Content(DPLA,2015/11/9)
http://dp.la/info/2015/11/09/dpla-announces-knight-grant-to-research-the-potential-integration-of-newspaper-content/

参考:
米国議会図書館(LC)の“Chronicling America”で公開されている歴史的新聞が1,000万ページを突破
Posted 2015年10月8日
http://current.ndl.go.jp/node/29603

Europeana Newspapersプロジェクト、プロジェクト完了に当たり最終報告書を公開
Posted 2015年8月21日
http://current.ndl.go.jp/node/29224