北米研究図書館協会(ARL)が、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)とアルフレッド・P・スローン財団から共同で、120万ドルの助成金を得たと発表しています。
助成金の目的は、北米研究図書館協会(ARL)等が公的助成研究成果のパブリックアクセスを機関リポジトリを通じて実現するために設立したプロジェクト“SHARE”において、研究活動のオープンデータセットのライフサイクルを拡大し、強化するためとのことです。
“SHARE”のフェーズⅡには2017年の初期までに行なわれる二つの主要な要素があり、まず、プロジェクトチームが、いくつかの大学と共同で、研究活動について追跡・報告するための評価と課題について、調査を実施するとのことです。同時に、チームは、“SHARE”に入ってくるデータセットの品質を増やし、著者識別子、期間、資金提供機関などの欠けている要素を追加することで、データセットの品質を改善するとのことです。
そのことにより、大学・研究者・ファンド・図書館・リポジトリ・出版社・一般公衆を含めて、多くの人々や機関が、研究案件のデータセットとタイムリーに接続することができる便益を得ることができるとのことです。
IMLS, Sloan Foundation Jointly Award ARL Grant to Expand and Enhance SHARE(ARL,2015/10/21)
http://www.arl.org/news/arl-news/3765-imls-sloan-foundation-jointly-award-arl-grant-to-expand-and-enhance-share#.Vihkx1KQZ1E
参考:
米SHAREプロジェクト、IMLSとスローン財団から100万ドルの助成を獲得
Posted 2014年4月1日
http://current.ndl.go.jp/node/25829