成人の65%はソーシャルネットワークサイトを使用 10年間で約10倍に:Pew Research Centerの調査結果より

米国の調査機関、Pew Research Centerが2015年10月8日に発表した報告書“Social Media Usage: 2005-2015”によると、65%の成人がソーシャルネットワークを使用しており、同センターが調査を開始した2005年に比べて7%増加しているとのことです。

また、階層により、ソーシャルメディアの利用について以下のようないくつかの傾向が見られるとのことです。

○年齢の差
ヤングアダルト層は90%利用している。65歳以上の層は35%が利用しており、2010年時点(11%)の3倍以上になっている。65歳以上の層は2005年では2%しか利用していなかった。

○性差
女性の方(68%)が男性(62%)よりソーシャルメディアを使う割合が多い。
 
○社会・経済差
高所得層のほうがソーシャルメディアを使い、一方、低所得層は56%が、現在、ソーシャルメディアを使用しており、成長は過去数年間で横ばいである。同様の傾向は学齢でも見られ、大卒のほうが、高卒以下の層よりソーシャルメディアを使う。

○人種・民族の類似点
人種や民族によって顕著な違いはない。白人65%、ヒスパニック65%、アフリカ系アフリカ人56%。

○都会の農村の差
この10年間、農村に住む人は、都市や郊外に住む人よりもソーシャルメディアを使う割合が少ない。農村58%、郊外68%、都会64%。

Social Media Usage: 2005-2015(PewResearchCenter,2015/10/8)
http://www.pewinternet.org/2015/10/08/social-networking-usage-2005-2015/
http://www.pewinternet.org/files/2015/10/PI_2015-10-08_Social-Networking-Usage-2005-2015_FINAL.pdf

参考:
ソーシャルメディアの利用傾向2014:Pew Research Centerの調査結果より(米国)
Posted 2015年1月14日
http://current.ndl.go.jp/node/27790

ソーシャルネットワーキングサイトの利用傾向:Pew Research Centerの調査結果より(米国)
Posted 2014年1月6日
http://current.ndl.go.jp/node/25195

成人インターネット利用者の72%はソーシャルネットワーキングサイトを利用、65歳以上でも43%(米国)
Posted 2013年8月6日
http://current.ndl.go.jp/node/24087