韓国の大学図書館、利用者の指紋情報採取が問題に

タッチパネルで利用者の指紋を採取し、データベースと突き合わせて身元確認した後、先着順で座席を割り当てる自動予約システムを導入した大学図書館が、人権侵害の可能性ありとして問題になっている。

すでに2004年8月から運用している公州大学図書館は、国家人権委員会から「設置基準や取り扱い規定がないのは不適切」「そもそも必要性が認められない」として是正勧告を受けた。

http://www.kyosu.net/?news/view/id=8693

この9月から試験運用している忠南大学図書館についても、同様の指摘を受けている。こちらは全閲覧室に監視カメラを設置していることも、人権侵害のおそれあり、とされている。

http://www.daejonilbo.com/news/news/newspage_05.asp?pk_no=561672&gubun=01_001

なお、後者の記事によれば、公州大学図書館はシステムを全面停止したとのこと。忠南大学図書館は試験運用の結果を見る、とのことである。