2015年4月1日、国立情報学研究所(NII)は、国内刊行の電子リソースを共有するサービスであるERDB-JP(Electronic Resources Database-JAPAN)を一般公開したと発表しました。
ERDB-JPは「ERDBプロトタイプ構築プロジェクト」の成果物として構築されたもので、NIIは本サービスの実現目標として、(1)学会・出版社・大学等によるオンライン刊行・公開の学術文献へのアクセス数増加、(2)大学図書館による電子ジャーナル等の一覧の入手・利用、(3)大学図書館による自機関の刊行物データのERDB-JPへの登録・管理、(4)ナレッジベースベンダーによる電子ジャーナル等に関する信頼性の高いデータの一括入手、という4点を掲げています。
なお、ERDB-JPには主に、日本語が使用されている、編集・発行責任の主体が日本にある電子ジャーナル・電子書籍のタイトル情報が収録されるとのことです。また、CiNii ArticleやJ-STAGE等のデータベースで作成される予定のデータについては、収録されないようです。
登録された国内刊行電子リソースデータはCC0 1.0 Universalの下に提供されているとのことです。
ERDB-JP(国内刊行電子リソースの共有サービス)を公開しました(NII, 2015/04/01)
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2015/04/erdbjp.html
ERDB-JPとは(“News”のページに2015/04/01付けで「ERDB-JPの一般公開をスタート」とあります。)
https://erdb-jp.nii.ac.jp/ja
ERDB(電子リソース管理データベース)
http://www.nii.ac.jp/content/erdb/
ERDBプロトタイプ構築プロジェクト
http://www.nii.ac.jp/content/erdb/about/history/
参考:
ISSN日本センター、2015年3月からROADへの登録作業を開始
Posted 2015年3月20日
http://current.ndl.go.jp/node/28194
E1292 – NIIと大学図書館が協力して構築する新たな学術情報基盤の構想
カレントアウェアネス-E No.215 2012.05.24
http://current.ndl.go.jp/e1292