2015年3月26日、英国研究会議(RCUK)は、2013年4月に施行となったオープンアクセス方針の適用状況について、第1弾となるレビューを発表しました。今回のレビューは、当該方針の経過期間である5年間(2013年4月~)のうち、最初の16か月間(2013年4月~2014年7月)を対象とするものであるとのことです。
レビューパネルは研究者のみならず、オープンアクセス、出版などの諸分野の専門家によって構成され、オープンアクセス方針が適用されるプロセスについて、改善のための提案を寄せているようです。レビューにおいてそれらの提案は、“Compliance monitoring”、“Communication”、“Embargoes”、“Licences”、“Administrative effort and costs”、“Block grant”という6つの項目に分けて示されているようです。
RCUK publishes first independent review of its open access policy(RCUK)
http://www.rcuk.ac.uk/media/news/openaccess/
Review of the implementation of the RCUK Policy on Open Access(RCUK)
http://www.rcuk.ac.uk/RCUK-prod/assets/documents/documents/Openaccessreport.pdf
RCUK Policy on Open Access(RCUK)
http://www.rcuk.ac.uk/research/openaccess/policy/
参考:
英国研究会議(RCUK)、改訂版OAポリシー準拠の解説文書を公開
Posted 2013年3月7日
http://current.ndl.go.jp/node/23039
英国研究会議(RCUK)、オープンアクセス方針の適用についての調査を開始:根拠に基づいた情報提供を呼びかけ
Posted 2014年7月18日
http://current.ndl.go.jp/node/26611
E1495 – ゴールドOAに偏重した英国のOA方針に対する批判と提言
カレントアウェアネス-E No.247 2013.10.24
http://current.ndl.go.jp/e1495