2015年1月14日、コピーライト・クリアランス・センターが、レポート“Making Open Access Work For Authors, Institutions and Publishers”を公開しました。英国と米国の学術機関、出版社、ベンダーを集めて、論文処理費用(APC)管理の課題をテーマに2014年10月に開催したラウンドテーブルの内容をまとめたものとのことです。
レポートでは、現状のAPC管理は、国や学問分野によるアプローチの違い、非効率な手続き、リソース不足によりバラバラになされていることが指摘され、データ共有や共通の識別子、語彙の開発によりこれらの課題を解決する可能性が示唆されているようです。ラウンドテーブルの締めくくりに承認された声明では、共通の目的に向けた協働の必要性が盛り込まれているとのことです。
Copyright Clearance Center Announces Findings From Open Access Roundtable Discussion With UK Institutions and Publishers(CCC, 2015/1/14)
http://www.copyright.com/content/cc3/en/toolbar/aboutUs/newsRoom/pressReleases/press_2015/press-release-15-1-14.html
MAKING OPEN ACCESS WORK FOR AUTHORS, INSTITUTIONS AND PUBLISHERS
http://www.copyright.com/content/dam/cc3/marketing/documents/pdfs/Report-Making-Open-Access-Work.pdf
※レポート本文
参考:
E1579 -日本におけるOAジャーナル投稿とAPC支払いをめぐる調査
カレントアウェアネス-E No.262 2014.07.10
http://current.ndl.go.jp/e1579