2015年1月12日のCrossRefのブログで、新しいツール“DOI Chronograph”が紹介されています。DOIは正式な学術情報文献における引用に活用されていますが、こうした出版物以外でも利用されてきているとのことです。そこで、DOI Event Tracking、Article-Level Metrics(ALM)のプロジェクトで、オープンなウェブの世界でDOIがどの程度利用されているのかについて、情報を収集したとのことです。
DOI Chronographには、特定のドメインおよびそのサブドメインからDOIが何回クリックされたのか、また、特定のDOIについて、何回リンク解決を行ったかをそれぞれを日毎に集計し、グラフで表示する機能等を備えているとのことです。
DOI Chronograph
http://chronograph.labs.crossref.org/
Introducing the CrossRef Labs DOI Chronograph(CrossRef, 2015/1/12)
http://crosstech.crossref.org/2015/01/introducing-chronograph.html
ALM Workshop 2014 in San Francisco
http://dx.doi.org/10.6084/m9.figshare.1287503
Domain: wikipedia.org
http://chronograph.labs.crossref.org/domains/wikipedia.org
※wikipediaドメインにおけるDOIのクリック回数
Subdomain: ja.wikipedia.org
http://chronograph.labs.crossref.org/subdomains/ja.wikipedia.org
※日本語版wikipediaにおけるDOIのクリック回数
参考:
CA1836 – CrossRefの動向 revisited / 長屋 俊
カレントアウェアネス No.322 2014年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1836