2026年3月8日、ユネスコが、中東を始めとする地域における武力衝突の激化を受けて、教育・文化・メディア・環境の保護に関する深い懸念を改めて表明しました。
2月28日の戦闘勃発以来、ユネスコ世界遺産に登録されているゴレスターン宮殿(イラン)、テルアビブのホワイト・シティ(イスラエル)、ティール(レバノン)など、文化的に重要な複数の場所が被害を受けているほか、地域全体で甚大な人的被害が出ていることが報告されているとあります。また、これら以外の国々の文化遺産も現在脅威にさらされており、特にアルメニア、アゼルバイジャン、バーレーン、キプロス、イラク、ヨルダン等で顕著であるとしています。
ユネスコでは、全ての当事国に対し、「武力紛争の際の文化財の保護に関する条約」(1954年ハーグ条約)及び「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)を始めとする国際法の遵守を改めて求めています。また、学校、生徒、教育関係者、ジャーナリスト、メディア専門家及び関連要員を保護する義務を改めて強調しています。
UNESCO reiterates its deep concern over the protection of education, culture, media and the environment amid the escalation of hostilities in the Middle East and beyond(UNESCO, 2026/3/8)
https://www.unesco.org/en/articles/unesco-reiterates-its-deep-concern-over-protection-education-culture-media-and-environment-amid
参考:
ユネスコ、戦闘が激化する中東における文化遺産保護への懸念を表明 [2026年03月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/275228
国際博物館会議(ICOM)、イラン・湾岸地域・東地中海における紛争下での博物館と文化遺産の保護を呼び掛ける声明を発表 [2026年03月11日]
https://current.ndl.go.jp/car/274900
