オランダのReading & Writing Foundationが、EUの28の加盟国の公共図書館等を対象に、図書館のアドボカシー活動を支援する助成を行うとし、対象の募集を行っています。公共図書館の役割が過小評価されているとし、Europe 2020(EUの2020までの戦略)の実現にあたって、図書館は社会的包摂、デジタルインクルージョン、生涯教育の分野で重要な役割を果たすとしているようです。このような分野での図書館の貢献についてのアドボカシー活動に対して、最大15,000ユーロの助成が行われるとのことです。
第一段階の募集の締切は2014年10月17日まで、第二段階は2015年4月17日、第三段階は2015年10月16日までの締切が設定されているようです。
Reading & Writing Foundationは、オランダ王室のローレンティン妃のイニシアティブによるもので、オランダ国民のリテラシーに関する課題を解決を目的とする基金とのことです。
CALL FOR PROPOSALS(Public Libraries 2020)
http://www.publiclibraries2020.eu/content/call-proposals-0
Opportunity for EU Public Libraries(IFLA, 2014/10/9)
http://blogs.ifla.org/public-libraries/2014/10/07/opportunity-for-eu-public-libraries/
ABOUT US
http://www.publiclibraries2020.eu/content/about-us
Reading & Writing Foundation
http://www.readingandwriting.eu/
参考:
E1569 – ICTへのパブリックアクセス:IFLAブリーフィングペーパー
カレントアウェアネス-E No.260 2014.06.05
http://current.ndl.go.jp/e1569
国際図書館連盟(IFLA)、デジタル情報へのアクセスを支援する国際的なアドヴォカシー活動に助成
Posted 2014年8月21日
http://current.ndl.go.jp/node/26848
国際図書館連盟(IFLA)、情報へのアクセスと開発に関するリヨン宣言を発表
Posted 2014年8月19日
http://current.ndl.go.jp/node/26828
米国図書館協会、デジタルインクルージョンにおける公共図書館の役割に関する調査報告書を公開
Posted 2014年7月24日
http://current.ndl.go.jp/node/26648