EIFL、ケニアの公共図書館サービス向上のため、デジタルリテラシーの研修プログラムを実施

2014年11月27日、図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる国際的な非営利組織“Electronic Information for Libraries(EIFL)”が、そのEIFL-PLIP(公共図書館イノベーションプログラム)の一環として、ケニア国立図書館サービス(Kenya National Library Service)と協力して行う研修プログラムの実施について発表しています。

ケニアの公共図書館が、住民のニーズにあったサービスを提供できるよう、デジタル情報リテラシー能力の向上を目指すものとのことです。研修プログラムの第1モジュールは、実務的なICTと高度なデジタルリテラシーに焦点をあて、2014年11月10日に、30名の図書館員を対象に行われたとのことです。第2、第3モジュールはEIFLがユネスコからの助成を受けて行われるとのことです。第4モジュールまで予定されており、2015年5月にプログラムが完了する予定とのことです。

EIFLは同様の取組みを、2014年からガーナとウガンダでも行っており、今回のプログラムは3件目となるとのことです。

EIFL launches major library training initiative in Kenya(EIFL, 2014/11/27)
http://www.eifl.net/news/eifl-launches-major-library-training-initiati

Kenya librarians to attend EIFL training(EIFL)
http://www.eifl.net/events/kenya-librarians-attend-eifl-training

EIFL- PLIP: Public Library Innovation Programme(EIFL)
http://www.eifl.net/plip

Kenya National Library Service
http://www.knls.ac.ke/

参考:
CA1800 – EIFL:その組織と活動 / 井上奈智
カレントアウェアネス No.317 2013年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1800

E1569 – ICTへのパブリックアクセス:IFLAブリーフィングペーパー
カレントアウェアネス-E No.260 2014.06.05
http://current.ndl.go.jp/e1569

EIFL、キベラ(ケニア)における教育支援についての動画を公開
Posted 2014年8月4日
http://current.ndl.go.jp/node/26720