2025年10月2日、米・オレゴン州立図書館が、同州内の図書館や教育機関における図書の利用制限申立て等に関する報告書の2025年版を公開しました。
オレゴン州立図書館が運営するオレゴン知的自由情報公開センター(Oregon Intellectual Freedom Clearinghouse:OIFC)による報告書の2025年版です。OIFCは、オレゴン州の図書館等における知的自由の問題に関する情報を収集することなどを主な使命として1987年に設立されました。
報告書では、2024年7月1日から2025年6月30日までの同州内の図書館や教育機関における利用制限申立て等の状況がまとめられています。報告書によると、1年間で50件の申立てがあり、前年から21%減少しました。
State Library Releases 2024-25 OIFC Report(State Library of Oregon, 2025/10/2)
https://apps.oregon.gov/oregon-newsroom/OR/SLO/Posts/Post/State-Library-Releases-2024-25-OIFC-Report#:~:text=The%20number%20of%20challenges%20is,high%20numbers%20match%20national%20trends
Oregon Intellectual Freedom Clearinghouse 2025 Report [PDF:24ページ]
https://slo.oregon.gov/ld.php?content_id=82461057
参考:
米・オレゴン州立図書館、州内の図書館や学校における図書等の利用制限申立て等に関する報告書の2024年版を公開 [2024年09月24日]
https://current.ndl.go.jp/car/225855
PEN America、米国の公立学校における2024-2025年の禁書の動向に関する報告書を公開[2025年10月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/259557
米・EveryLibrary Institute、米国における2020年以降の禁書の傾向を分析した報告書を刊行[2025年06月19日]
https://current.ndl.go.jp/car/254276
CA2029 – 米国の図書館における検閲に関する動向 / 小南理恵
カレントアウェアネス No.354 2022年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2029
