ユネスコ、盗難文化財のバーチャル博物館“Virtual Museum of Stolen Cultural Objects”を開設

2025年9月29日、ユネスコが、盗難文化財のバーチャル博物館“Virtual Museum of Stolen Cultural Objects”の開設を発表しました。

3Dモデリングや仮想現実(VR)といった技術を駆使し、加盟国が選定した盗難文化財をデジタルで再現・展示するプラットフォームで、文化遺産をめぐる世界的な課題の一つである文化財の違法取引への意識向上を目指すものとあります。スペイン・バルセロナで開催された「文化政策と持続可能な開発に関するユネスコ世界会議」(MONDIACULT 2025)において公開されました。

Virtual Museum of Stolen Cultural Objects(UNESCO, 2025/9/29)
https://www.unesco.org/en/articles/unesco-launches-worlds-first-virtual-museum-stolen-cultural-objects-global-scale-mondiacult-2025?hub=701

Virtual Museum of Stolen Cultural Objects
https://museum.unesco.org/

参考:
文化財の盗難と不正取引に対抗する国際図書館連盟(IFLA)と国際博物館会議(ICOM)のパートナーシップ(記事紹介) [2023年03月10日]
https://current.ndl.go.jp/car/173937