2025年8月27日付けで、開発途上国において図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組む非営利団体EIFLのウェブサイトに、EIFLの交渉によるオープンアクセス(OA)契約の効果に関する記事“EIFL agreements increase publishing in open access”が掲載されました。
EIFLでは、2016年から、パートナー国のコンソーシアム及びその加盟館に代わって出版社とOA契約の交渉を行っています。2024末までに、14のOA契約に関する交渉が行われました。記事では、2024年には35のEIFLパートナー国の著者による論文2,958件がOAで出版され、2023年から69%増加したことなど、EIFLの交渉によるOA契約の効果について紹介されています。
EIFL agreements increase publishing in open access(EIFL, 2025/8/27)
https://www.eifl.net/news/eifl-agreements-increase-publishng-open-access
参考:
EIFLの交渉によるオープンアクセス契約に基づく2023年のオープンアクセス出版の状況(記事紹介) [2024年12月13日]
https://current.ndl.go.jp/car/235570
EIFL、ジャーナルの選び方に関する研究者・図書館員向けのガイドを公開 [2024年09月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/226027
EIFL、アフリカにおけるダイヤモンドオープンアクセスジャーナルの現状に関する報告書を公開 [2024年08月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/223593
EIFLら、アフリカにおけるダイヤモンドオープンアクセス出版の強化に向けた3か年のプロジェクトを立ち上げ [2023年12月19日]
https://current.ndl.go.jp/car/202605
井上奈智. EIFL:その組織と活動. カレントアウェアネス. 2013, (317), CA1800, p. 5-7.
http://current.ndl.go.jp/ca1800
