2024年7月22日、開発途上国において図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組む非営利団体EIFLが、アフリカにおけるダイヤモンドオープンアクセス(OA)ジャーナルの現状に関する報告書を公開しました。
報告書は、同地域におけるダイヤモンドOA出版の強化を目的として、AJOL(African Journals Online)及び西・中央アフリカ研究教育ネットワーク(WACREN)と共同で進めている3か年のプロジェクト“Collaboration for sustainable open access publishing in Africa”の一環として作成されました。
199のジャーナル、21の機関等のプラットフォームに対して実施された調査の結果がまとめられています。ジャーナルにおける資金調達、親組織からの支援状況、ジャーナル担当者に対するインセンティブの有無、ダイヤモンドOAジャーナル間の協力、ダイヤモンドOAを推進する上での課題等について調査がなされたとあります。
Landscape study of no-fee open access publishing in Africa(EIFL, 2024/7/22)
https://www.eifl.net/news/landscape-study-no-fee-open-access-publishing-africa
Landscape of no-fee open access publishing in Africa(EIFL)
https://www.eifl.net/programme/oa-publishing-africa/landscape-no-fee-open-access-publishing-africa
※報告書のオンライン版です。
Landscape of no-fee open access publishing in Africa(Zenodo)
https://doi.org/10.5281/zenodo.12792474
参考:
EIFLら、アフリカにおけるダイヤモンドオープンアクセス出版の強化に向けた3か年のプロジェクトを立ち上げ [2023年12月19日]
https://current.ndl.go.jp/car/202605
欧州におけるダイヤモンドオープンアクセスを推進するためのプロジェクトDIAMAS、学術機関による出版に関する調査結果を公開[2024年02月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/210432
井上奈智. EIFL:その組織と活動. カレントアウェアネス. 2013, (317), CA1800, p. 5-7.
https://current.ndl.go.jp/ca1800