学術雑誌の目次情報集約サービス“JournalTOCs”とINASPが協同

スコットランドのヘリオット・ワット大学が提供している学術雑誌の目次情報集約サービス“JournalTOCs”と、発展途上国における研究情報へのアクセス当の向上に関する活動を行っているINASP(科学出版物の入手のための国際ネットワーク)とが協同すると、公表されています。JournalTOCsの有料サービスJournalTOCs Premiumについて、INASPのパートナーのコンソーシアムが、17か月間無料でアクセスすることができるとのことで、研究者のための学術雑誌のカレントアウェアネスサービスを発展させる機会となるようです。

なお、2014年3月7日のアナウンスによると、JournalTOCsの対象誌は24,000誌を超え、このうちオープンアクセス誌は7,500誌、ハイブリッド誌は5,000誌ほどとなっているそうです。

Libraries in the Developing World to benefit from JournalTOCs / INASP collaboration(JEMO, 2014/3/17付け)
http://openjemo.wordpress.com/2014/03/17/libraries-in-the-developing-world-to-benefit-from-journaltocs-inasp-collaboration/

JournalTOCs is continuing to grow. 24,000 Scholarly Journals are now included in the largest RSS-based alerting service for researchers(JournalTOCs Blog、2014/3/7付け)
http://www.journaltocs.ac.uk/API/blog/?p=1145

About JournalTOCs
http://www.journaltocs.ac.uk/about.php

参考(JournalTOCs関連):
学術雑誌の目次RSS集約サービス“JournalTOCs” Posted 2011年12月13日
http://current.ndl.go.jp/node/19725

E1365 – カレントアウェアネスサービスは情報の配信だけで十分か? カレントアウェアネス-E No.227 2012.11.29
http://current.ndl.go.jp/e1365

CA1788 – カレントアウェアネス・ポータルのいまを“刻む”:情報収集活動と未来へのアイデア / 依田紀久, 林 豊, 菊池信彦 カレントアウェアネス
No.315 2013年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1788

参考(INASP関連):
CA1566 – 発展途上国における学術情報流通とオープンアクセス / 竹内比呂也
カレントアウェアネス No.285 2005.09.20
http://current.ndl.go.jp/ca1566

E070 – 開発途上国に対する電子ジャーナル提供の現状 カレントアウェアネス-E No.12 2003.04.02
http://current.ndl.go.jp/e070