県立長野図書館、戦後80年特別企画「読ませなかったもの と 読ませたかったもの―戦時下における『読書指導』を通して『知る自由』を考える」を開催中

2025年7月26日から9月25日まで、県立長野図書館(長野市)において、戦後80年特別企画「読ませなかったもの と 読ませたかったもの―戦時下における『読書指導』を通して『知る自由』を考える」が開催されています。

1937(昭和12)年の日中戦争勃発以降、言論や思想の統制が強まっていく中で各府県の中央図書館が国の挙国一致の方針に従って展開した「読書指導」をテーマとする展示です。特に、県立長野図書館(長野県中央図書館)が展開した「読書資料」について、同館の資料を基に、戦時期に国や図書館が読ませようとしたものは何か、どのように「読ませたかった」のかを紐解きながら、「知る自由」について考えるとしています。

同企画展示の関係資料は、同館が運営する地域情報資源のポータルサイト「信州デジタルコモンズ」で公開されるとあります。また、同館の戦後70年特別企画「発禁 1925-1944:戦時体制下の図書館と知る自由」で用いられた検閲関係資料やパネル等も展示されています。

戦後80年特別企画「読ませなかったもの と 読ませたかったもの-戦時下における『読書指導』を通して『知る自由』を考える」(県立長野図書館, 2025/7/23)
https://www.knowledge.pref.nagano.lg.jp/now/mezasukoto/torikumi/sengo80/yomasetakattamono.html
https://www.knowledge.pref.nagano.lg.jp/documents/570/sengo80-flyer.pdf
※二つ目のURLはチラシ[PDF:2ページ]です。

参考:
県立長野図書館、戦後70年特別企画「発禁 1925-1944;戦時体制下の図書館と知る自由」を開催(8/1~8/30) [2015年08月03日]
https://current.ndl.go.jp/car/29061

【イベント】県立長野図書館、「発禁 1925-1944;戦時体制下の図書館と知る自由」の展示資料を読み解く会を開催(8/25・長野) [2015年08月19日]
https://current.ndl.go.jp/car/29196