フィンランドの公共図書館の電子資料サービスに関する2025年調査結果(記事紹介)

2025年6月9日付けで、フィンランド国立図書館のウェブサイトに、フィンランドの公共図書館の電子資料サービスに関する調査結果についての記事が掲載されました。

調査は2025年春に実施され、18歳以上の1,100人が回答したとあります。記事では、調査結果の概要が紹介されています。

図書館における電子書籍、オーディオブックを含む電子資料サービスの利用が増加傾向にあること、また、利用したと回答した人のうちの大多数は、フィンランド国立図書館が運営する共同電子図書館サービス“E-Library”を利用していたことなどが述べられています。

調査報告書は2025年秋に公開される予定です。

Use of e-material continues to grow – library services not yet familiar to all(National Library of Finland, 2025/6/9)
https://www.kansalliskirjasto.fi/en/news/use-e-material-continues-grow-library-services-not-yet-familiar-all

参考:
フィンランド国立図書館が運営する共同電子図書館サービス、新たに北部の59自治体が参加 [2024年12月10日]
https://current.ndl.go.jp/car/231409

フィンランド国立図書館、自治体向け共同電子図書館サービスを開始:200以上の自治体が参加し、同国に住む人の約85%が利用可能 [2024年05月01日]
https://current.ndl.go.jp/car/219488

フィンランド国立図書館、国内の公共図書館の共同電子図書館の運営母体となることを発表:共同電子図書館は2024年に公開予定 [2023年06月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/184379

E2457 – フィンランド公共図書館のデジタルメディアプロジェクト
カレントアウェアネス-E No.427 2021.12.23
https://current.ndl.go.jp/e2457