英国の公共図書館の閉鎖数が前年度比で減少(2012-2013英CIPFA統計)

2013年12月10日、英国公認会計士協会(Chartered Institute of Public Finance and Accountancy:CIPFA)が、2012-2013年の公共図書館統計を発表しました。

英国においては、政府の緊縮財政による公共図書館の閉鎖が問題となっていますが、この統計によると、この1年間で図書館(library service point)の数が74減少したということです。2011-2012年においては、減少数は201であったため、閉鎖状況が前年度に比べると改善しているとのことです。

その他にも、予算減、職員の減少、ボランティアの急増、来館者数および貸出数の減少、蔵書の減少がみられるとのことです。

CIPFA library survey shows closures slowing, visitor numbers falling but volunteers soaring
http://www.cipfa.org/about-cipfa/press-office/latest-press-releases/cipfa-library-survey-shows-closures-slowing-visitor-numbers-falling-but-volunteers-soaring

参考:
英国ではこの1年間で201の公共図書館がなくなった(英CIPFA統計)
Posted 2012年12月13日
http://current.ndl.go.jp/node/22509

E1269 – 英国議会の委員会での公共図書館閉鎖についてのヒアリング カレントアウェアネス-E No.211 2012.03.08
http://current.ndl.go.jp/e1269

E1249 – 英国の自治体での公共図書館閉鎖の適法性についての司法審査 カレントアウェアネス-E No.207 2011.12.22
http://current.ndl.go.jp/e1249