英国ではこの1年間で201の公共図書館がなくなった(英CIPFA統計)

2012年12月10日、英国公認会計士協会(Chartered Institute of Public Finance and Accountancy:CIPFA)が、2011-2012年の公共図書館統計を発表しました。

英国では近年、政府の緊縮財政による公共図書館の閉鎖が問題となっていますが、この統計によると、この1年間で図書館(library service point)の数が201減少したということが分かりました。2010-2011年においては減少数は146で、減少率が上昇しています。(なお、library service pointについては、“any library, static or mobile, through which the public library authority provides or directly manages a service to the general public”と説明されています。)

その他にも、予算減、職員の減少、ボランティアの増加、来館者数および貸出数の減少(子どもによるフィクションの貸出のみ微増)がみられます。

英Guardian紙も“UK lost more than 200 libraries in 2012”と報じています。

National survey shows that library cuts have begun to bite(CIPFA 2012/12/10付けプレスリリース)
http://www.cipfa.org/About-CIPFA/Press-Office/latest-press-releases/National-survey-shows-that-library-cuts-have-begun-to-bite

UK lost more than 200 libraries in 2012(Guardian 2012/12/10付け記事)
http://www.guardian.co.uk/books/2012/dec/10/uk-lost-200-libraries-2012

参考:
E1269 - 英国議会の委員会での公共図書館閉鎖についてのヒアリング
http://current.ndl.go.jp/e1269

E1249 - 英国の自治体での公共図書館閉鎖の適法性についての司法審査
http://current.ndl.go.jp/e1249

英国の文化・メディア・スポーツ省が公共図書館閉鎖問題に関する報告書を公表
http://current.ndl.go.jp/node/22267

英国の2009-2010年期の図書館統計(暫定版)が発表される
http://current.ndl.go.jp/node/17048

英国の公共図書館利用、来館者数・貸出数は減少、ウェブサイト訪問者は大幅増
http://current.ndl.go.jp/node/12185

統計から見た英国公共図書館のトレンドは?
http://current.ndl.go.jp/node/7176