2025年3月25日、文部科学省が、2024(令和6)年度「学術情報基盤実態調査」の結果を公表しました。
同調査は国公私立大学の大学図書館やコンピュータ・ネットワーク環境の現況を把握し、改善・充実のための基礎資料とするために、2005年度から毎年実施されているものです。2024年度調査の対象の大学は、国立86、公立101、私立629の計816大学で、回答率は100%でした。
発表の中では、主な結果として以下等を挙げています。
○大学図書館編
・2023(令和5)年度の図書館資料費は748億円(前年度比+30億円)であった。
・オープンアクセスポリシーを策定している大学は、215大学(26.3%、前年度比+44大学)となった。
○コンピュータ及びネットワーク編
・学内ネットワーク(学内LAN)を持つ大学816校中、通信速度10Gbps以上の回線を整備しているのは388校(47.5%、前年度比+23校)となった。
・研究データポリシーを策定した大学は、258大学(31.6%、前年度比+47大学)となった。
令和6年度「学術情報基盤実態調査」の結果報告について-大学における大学図書館及びコンピュータ・ネットワーク環境の現状について-(文部科学省, 2025/3/25)
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01495.html
令和6年度「学術情報基盤実態調査」について(概要) [PDF:879KB]
https://www.jaspul.org/news/asset/docs/R6_gakujutujoho_gaiyo.pdf
学術情報基盤実態調査(e-Stat)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00400601&tstat=000001015878
参考:
文部科学省、2023年度の「学術情報基盤実態調査」の結果を公表[2024年03月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/211954