2013年4月18日、中国新聞研究院の実施した第10回全国国民読書調査の結果が公表されました。この調査は2012年に全国48の都市で実施されたもので、18,619件の回答が寄せられました。
調査結果によると、2012年の中国国民1人当たりの読書冊数は4.39冊で、7年連続ゆるやかに増加し、その一方で、新聞と雑誌の閲覧量は低下しているとのことです。電子書籍については国民1人当たり2.35冊で、2011年に比べると65.5%の増加となったとのことです。
このほか、携帯電話でデジタルコンテンツを閲覧する国民が増加しているがそのうちの半数以上は無料のコンテンツしか閲覧していないこと、18歳未満の子どもの読書率は77.0%となっており中でも9-13歳の読書率は96.5%であること、などが調査で明らかになったとのことです。
第十次全国国民阅读调查发布(第10回全国国民読書調査公表)(新聞出版総署 2013/4/19付ニュース)
http://www.gapp.gov.cn/news/1670/147589.shtml
第十次全国国民阅读调查结果日前在北京发布(第10回全国国民読書調査結果が、北京で発表される)(中国中央政府ポータル2013/4/23付ニュース)
http://www.gov.cn/jrzg/2013-04/23/content_2387746.htm
参考
E1050 – 第7回中国国民読書調査の調査結果が発表される カレントアウェアネス-E No.171 2010.05.19
http://current.ndl.go.jp/e1050