ルクセンブルク大学、全構成員に研究成果のリポジトリ登録を義務化、あわせて新リポジトリを公開

2013年4月15日、ルクセンブルク大学が全構成員に対し、研究成果のリポジトリ登録を義務化する方針を発表しました。対象は2009年1月1日以降に構成員が公表した出版物で、査読論文・会議録掲載論文については全文の登録が、それ以外については書誌情報の登録が求められます。2014年1月1日以降には、リポジトリに登録されていない情報を学内での業績評価等に用いないことも表明されました。

あわせて4月22日には同大学の新リポジトリORBiluも公開されています。ORBiluはリエージュ大学(ベルギー)との協同により構築されたもので、リポジトリと業績評価を結び付ける方針も、リエージュ大学で成果を挙げたものがORBiluでも採用されています。

The University of Luxembourg announces its Open Access deposit mandate(ルクセンブルク大学図書館, 2013/4/15付け)
http://orbilu.uni.lu/

Open Repository and Bibliography ORBilu(ルクセンブルク大学図書館, 2013/4/22付け)
http://orbilu.uni.lu/

ORBilu: Background(ルクセンブルク大学図書館)
http://orbilu.uni.lu/project?id=project-background

参考:
CA1753 – 動向レビュー:大学キャンパスの中のオープンアクセス / 森 いづみ
http://current.ndl.go.jp/ca1753