2024年10月28日、公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営するウポポイ(民族共生象徴空間)(北海道)が、“UPOPOY LIBRARY”を開始したと発表しました。
“UPOPOY LIBRARY”は、西日本の高校向けアイヌ関連書籍パッケージ貸出サービスです。2024年3月に国土交通省北海道局により策定された「ウポポイ誘客促進戦略」に基づき、2024年10月から2025年3月まで、アイヌ民族に関連する書籍50冊を一つのパッケージとして、岡山県、広島県、徳島県の4校に無料で貸し出されます。
この取組は、日常生活の中でアイヌ文化に触れる機会が少ない西日本において、学校生活等の中で気軽にアイヌ文化に触れられる機会を創出し、アイヌ文化への理解を促進することを狙いとしているとあります。貸出期間中には、読書感想文の募集やアイヌ文化を体験できる企画も実施されます。
なお、今後の貸出しに当たっては、利用希望校の募集が行われる予定です。
西日本の高校向けアイヌ関連書籍パッケージ貸出サービス “UPOPOY LIBRARY”を開始(ウポポイ, 2024/10/28)
https://ainu-upopoy.jp/2024/10/28/upopoylibrary-2024/
関連:
ウポポイ誘客促進戦略[PDF:40ページ]
https://www.mlit.go.jp/hkb/content/001733156.pdf
参考:
アイヌ文化の復興・発展のナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」(北海道)が2020年7月12日に開業:空間内の「国立アイヌ民族博物館」も同日に開館 [2020年06月22日]
https://current.ndl.go.jp/car/41289