米国のシカゴ大学図書館が2013年夏以降にオープンソースのVuFindを用いた新しいオンラインカタログをリリースすると発表しました。
同館では現在、SirsiDynix社の図書館システム“Horizon”のOPACと、Serials Solutions社のAquaBrowserを用いた次世代OPAC“lens”を運用していますが、いずれのベンダもこれらの製品のサポートを今後終了する計画があるという事情です。
なお、VuFindは、2013年1月28日にバージョン1.4がリリースされ、次のメジャーバージョンアップは現在ベータ版が公開されているバージョン2.0になる予定です。VuFindは、イェール大学、ミシガン大学、HathiTrustなどでも使用されています。
Library developing new catalog(シカゴ大学図書館 2013/1/28付けニュース)
http://news.lib.uchicago.edu/blog/2013/01/28/library-developing-new-catalog/
VuFind
http://vufind.org/
参考:
オープンソースの次世代型図書館システムを開発するKuali OLEプロジェクトが75万ドルの追加助成を獲得、2013年中にはシカゴ大学とリーハイ大学が初導入へ
http://current.ndl.go.jp/node/22797