ユネスコ、文書館・博物館・図書館等のコレクションの災害リスク管理に関する研修用ツールキットを公開

2024年9月6日、ユネスコが文書館、博物館、図書館等のコレクションの災害リスク管理(Disaster Risk Management:DRM)に関する研修用ツールキットを公開しました。

発表によると、同ツールキットはDRMに関する計画が十分に整備されておらず、スキルやリソース不足を抱えている資料所蔵機関を支援するために作成されました。DRMに関する主要なテーマを網羅しており、自己評価用の質問紙、アジア・太平洋地域のケーススタディなども収録されているとあります。

英語版がユネスコのリポジトリから利用可能です。

Building resilience: disaster risk management for documentary heritage and digital archives; training toolkit(UNESCO, 2024/9/6)
https://www.unesco.org/en/articles/building-resilience-disaster-risk-management-documentary-heritage-and-digital-archives-training

Building resilience: disaster risk management for documentary heritage and digital archives; training toolkit(UNESCO)
https://doi.org/10.58338/NNWI1226

参考:
国際公文書館会議(ICA)、緊急時における紙の記録遺産のデジタル化に関する手引書を公開:ウクライナのアーカイブズ支援プロジェクトの一環として [2024年07月11日]
https://current.ndl.go.jp/car/222619

『UNESCO・ICCROMによる非常時における文化財の救出と保全の手引き』が刊行され、京都国立博物館のウェブサイトで公開 [2018年03月23日]
https://current.ndl.go.jp/car/35711