2012年11月29日、放射線医学総合研究所は、同研究所の過去の研究から得られた知見をデータベースとしてまとめた「知のアーカイブ」と、今後の放射線影響研究の指針ともなり得る「低線量・低線量率放射線影響研究分野における研究推進方策」について、それぞれホームページ上に公開しました。
「知のアーカイブ」は、東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて、同研究所の過去の研究成果から、環境放射能とそれによる被ばくの問題を理解する際に参考になる情報を選別してとりまとめたものです。内容的には専門家向けですが、一般利用者を想定して分かりやすさと正確さを心がけた解説文が付けられているとのことです。
「低線量・低線量率放射線影響研究分野における研究推進方策」は、福島原発事故を経験した日本の新たな研究推進政策の提言のために、同研究所が外部有識者による委員会を設置し、重点研究課題及びそれを解決するための枠組みについて検討した結果を報告書としてまとめたものとのことです。
なお、今回のアーカイブと報告書の公開にあわせて、同研究所の既刊の不定期刊行物を電子化し、機関リポジトリで公開したとのことです。
知のアーカイブ
http://www.nirs.go.jp/db/chi/index.html
低線量・低線量率放射線影響研究分野における研究推進方策 (PDF)
http://www.nirs.go.jp/publication/teisenryou/01.pdf
不定期刊行物一覧
http://www.nirs.go.jp/publication/irregular/index.shtml
放射線に関わる「知のアーカイブ」と「研究推進方策」をホームページ上に公開 (放射線医学総合研究所 2012/11/29付けの記事)
http://www.nirs.go.jp/information/press/2012/11_29.shtml