2012年10月23日、英国のウェストミンスター大学やユニバーシティ・カレッジ･ロンドン、Tate、英国図書館等で構成される研究プロジェクトdigital transformationsが、最終報告書を刊行しました。
この研究プロジェクトは、これまで文化機関とメディアという2つの組織が強力な関係を築いて、テレビ番組や刊行物、展示等をユーザに提供していたのに対し、デジタル技術の進歩によって、ユーザ側も提供者としての地位を確立することになったことを背景としています。そして、この3者の関係がどのように変化したのか、文化機関がユーザ集団であるクリエイティブコミュニティとの間でどのような関係を持つのか、という点を調査したものです。
刊行された最終報告書では、上記の問題関心に基づいて開催された4回のワークショップの結果がまとめられています。
Community-Powered Transformations: A research network exploring digital transformations in the creative relationships between cultural and media organisations and their users (PDF)
http://www.digitaltransformations.org.uk/main/wp-content/uploads/2012/10/AHRC-DT-final-report-October-2012.pdf
Our final report now published （digital transformations 2012/10/23付けの記事）
http://www.digitaltransformations.org.uk/our-final-report-now-published/
