American Libraries Magazineの2012年11月4日付け記事“Libraries Weather the Superstorm”でハリケーン「サンディ」による図書館の状況に関する続報が掲載されています。そのうち冒頭のいくつかを紹介します。
・最も酷い図書館被害はニューヨーク市のロッカウェー半島で発生した。同市のクイーンズ図書館では5つの分館で深刻な洪水被害が起こった。アルバーン分館およびペニンシュラ分館では4フィート(約1.2メートル)の洪水で、閉館の予定。
・クイーンズ図書館は、ロッカウェーの住民たちの情報ニーズに応えるべく、社会福祉や災害救済等の訓練を受けたスタッフを乗せた移動図書館車を提供している。また、同館のスタッフは地域の避難所で子ども向けプログラムも実施している。
・ブルックリン公共図書館は9つの分館は停電のため一時的に閉館し、そのうちコニーアイランドラーニングセンターだけはしばらく閉館する。
・アトランティックシティ公共図書館の被害は少なく、11月3日には再開した。同館が特別コレクションとして管理しているアトランティックシティ歴史博物館は多少の水害が起こり、一時的に閉館している。
また、ニュージャージー州立図書館が、州内図書館の被害・開館情報をExcelファイルで管理、公開しています。
Libraries Weather the Superstorm(American Libraries Magazine 2012/11/4付け記事)
http://americanlibrariesmagazine.org/features/11042012/libraries-weather-superstorm
Hurricane Sandy’s Effect on NJ Libraries(The New Jersey State Library)
http://www.njstatelib.org/news/2012/nov/01/hurricane_sandys_effect_on_nj_libraries
参考:
「サンディ」後のニューヨーク公共図書館、5分館以外は開館(11/5)、予定されていたディナーイベント“Library Lions”は中止し寄付へ
http://current.ndl.go.jp/node/22257
ハリケーン「サンディ」の図書館への影響
http://current.ndl.go.jp/node/22243
ニューヨーク公共図書館のウェブサイト、ハリケーン「サンディ」への備え
http://current.ndl.go.jp/node/22205